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001018-2.jpg (8k) 日本の会社を相手にビジネスをしていた訳です が、実はその担当者個人とビジネスをしていたのです。時には、他社の方が値段が安い時もありますよ。でも、そんな多少の値段の差で、長年のお付き合いを壊すなんて考えられませんでした。彼とビジネスをしていれば、万が一、自分が困った時には必ず助けて呉れる。お返しに、彼が困った時には自分が助ける。という暗黙の協定が結ばれていましたから、安心して日本人とはビジネスが出来ましたね。今の人はコンピューター等の便利な物を使って仕事をしていますが、最終的には、やはり人と人とのつながりでビジネスは成り立っていると思いますよ。」

ウーン。「企業は人なり」という名言を思い出してしまいました。

アジア圏の国々ともビジネスをしていたJoel さんは、「同じアジア圏でも、国によって文化や習慣が違いますから、気を付けないといけませんね。僕はプレゼントとして時計を持ってタイに行って、大失敗をした事がありました。タイでは時計が意味するのは『あなたの死期が迫っていますよ』という事で縁起が悪いそうです。でも、秘書が機転を利かせて、『この時計を5円で売ってあげましょう』と言えば、喜んで受け取るでしょう。と教えて呉れたので助かりました。これはタイの例ですが、日本をは じめアジア諸国では『相手の顔をつぶさない』という心遣いが浸透していて、これも 良い所だと思います。」とも話してくれました。

日本のビジネスマンは、タフだけれどフェアーな交渉をするとJoelさんはおっしゃい ます。日本の皆さん、Joelさんのお話の様な日本の伝統的なビジネスのやり方の良い所と、国際的センスをミックスして、世界を舞台に羽ばたいて下さいね。

チャオ
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