どうやらDNAに記録された何かが、世代を超えて自分の先祖の生まれた場所に帰って
来るらしい、という事までは分かったそうですが、まだまだ謎が多いモナーク蝶の習性です。カンザス大学では1997年より、特別なタッグを蝶の羽根に付けて、どこまで蝶が飛んでいくのかを調査しています。
Mrs.サバテリのご自宅とトーリングトンの学校では、6月頃近所で見つけたモナーク
蝶の卵がかえり、7月に一世誕生、8月に二世誕生、9月に三世誕生。この間に蝶の数は増え、何百という数になります。学校の教室で、生徒達は
一人一人自分の蝶を飼育し、観察します。サナギから蝶になる瞬間は感動的な数分間
です。10月の暖かい日に、学校の校庭で一斉に蝶をメキシコに送り出しました。来年も又、コネチカットの故郷に子孫が帰ってきます様に。自然界には、まだまだ私達には解明できない謎が沢山あるようです。
チャオ
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