スイス、アメリカン、プロボローン、チェダー等など。次に「野菜は何を入れますか?」「レタスとトマトを入れてください」と答えると、「マヨネーズは入れますか?」と聞いていきます。この辺でやっと質問攻めから開放される、と言うのがアメリカの平均的デリーでのサンドイッチの注文風景です。
個人の好みを大切にするアメリカならではの注文風景ですネ。英語に自信の無い観光客は「適当にやってくれ」と言いたくなるでしょうが、これがアメリカの醍醐味なのです。自分の好みをしっかりと注文に生かして、自分だけのサンドイッチを手に入れた時の満足感はひとしおでしょう。
さて、質問攻めの末に手に入れた「私だけのサンドイッチ」の大きさに再びビックリ。薄くスライスされたハムが2−3センチの厚さに重ねられ、更にチーズと野菜が入っていますから、サンドイッチの厚さは10センチを上回るでしょう。アゴの関節を外さない限り、口には入らないほどのビッグなアメリカン・サイズのサンドイッチ。どうやってもカードゲームをしながら片手で食べられる品物ではありません。両手でしっかりと持ってかぶりつく。これがとてもアメリカンな食べ方です。そして、サンドイッチに付いてくる大きなピックルス。
それも長く漬け込んだ酸っぱい物でなく、「浅漬けのピックルス」です。これが、またまたアメリカン。
アメリカ旅行をした時には、ぜひともデリーで「あなただけのサンドイッチ」を注文して味わってみてください。
Enjoy your coffee!
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