あちこちからピンクの帽子が飛んで来て、瞬く間に床がピンクの
帽子でいっぱいになってしまいます。そして、ベットに寝ている
ピンクのブレスレットをした小さな手が、握りこぶしをぐっと持ち上げ、
"I'm invincible"という歌が流れます。Invincible とは無敵な、という意味。
つまり、私を負かせられる人なんていない、という意味です。前世紀に
話題を呼んだ「ウーマンズ・リブ」の再来を思わせるものですが、
21世紀は「女性の世紀」である、というのがメッセージです。
TVニュースのコメンテーターは、このTVコマーシャルをちょっと流して
「日本は、タイムリーにして21世紀を担う女性の赤ちゃんが皇室に
誕生した。雅子妃殿下、良くやった」という風に締めくくっていました。
男の赤ちゃんでなかったことが話題になっていますが、
世の親御さんは皆、同じ筈。「性別など関係なく、元気な赤ちゃんなら、
それだけで充分」ですよね。
世界中をゆるがせる大きな事件、悲しい事件が後を絶たない所に、
嬉しいニュースで一年を締めくくることが出来た日本は、本当に
幸せですね。内親王のお誕生をアメリカの地から祝わせて頂き、
今年のレポートの最後とさせて頂きます。どうぞ来年が、世界中の
皆さんにとって、平和で素晴らしい年になりますように!
A Happy New Year!
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