149話 「日本のペイ・オフ解禁」
ニュー・イングランド通信
4月から日本で「ペイ・オフ解禁」になるというニュースを聞きました。
私がアメリカに来た約10年前、「アメリカの銀行がつぶれた場合、
10万ドル(1ドル130円の計算で、1300万円)までしか、政府が保証しない
から、それ以上は一箇所の銀行に預金しないほうが無難だ」と聞いた時には、
エーッ、アメリカの銀行はつぶれるの?日本の銀行は絶対そんなことはない。
と胸を張って言えたのですが、とうとう日本もそうなってしまったのですネ。
アメリカでは現金を持ち歩かないというのが常識になっていますから、
スーパーでお惣菜を買うような普段の買い物から、車や家などの大きな
買い物まで、ほとんどにクレジット・カードやパーソナルの小切手が使われていま
す。一方、日本ではまだまだ現金が主流ですよね。しかし、アメリカでも、家を買う場合の頭金くらいは、クレジット・カードで支払いが済みますが、引き渡しの場合の
残金を払うとなると、数千万円、或いは数億円という単位のお金が動きます。
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