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 急いでいるお客は「タイム イズ マ ネー。面倒臭いからいいわ」とか「いちげん」のお客は「カードを作りたくても旅行者だから住所が無い」なんて言う理由でこの割引が受けられないのです。あわて者の私など 洋服の色に合わせてハンドバッグを取り替えてついうっかりカードを 入れ替えるのを忘れてしまったり、忘れない様にクーポン券をキッチンのテーブルに乗せておいて出掛けに置いてきてしまったり...。これでは主婦失格になりそうですね。そんな時は“Too bad”。残念ですが割引が受けられません。それが スーパーのねらい。いくら割り引きにしても全商品ではないのですから利益が出そうですね。

 更には商品のパッケージに製造元からのリベート方式の割引と言うのもありま す。こちらは商品のパッケージの申し込み用紙に記入し、店のレシートを同封して本当に自分が買ったと言う事を証明してそれを封筒に入れて指定の住所に送ります 。すると例えば「$2の小切手を送り返してくれる」と言うリベート方式。こちらも努力が必要です。「たった$2の為に費やす時間、封筒、切手代を考えたらばかばかしいな、止めとこう。」と言う人も多いはず。それがどうやらねらいの様です。果たして何人の人がこの面倒臭いリベート方式を利用するでしょう?少なくとも全員では無い事は確かでしょう。となればわざわざリベート方式のパッケージを印刷して経費をかけても余りあると言う計算の様です。更にこれはマーケテイングの情報も同時に集められ、企業に取っては 一石二鳥の方法です。

 こんな具合に私達消費者は時間と労力を使って日夜安いものを探していると言うの がアメリカの買い物事情の様な気がします。
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