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 バレンタイン・デーの当日、A4サイズのファックス用紙いっぱいにハートのイラストが描かれ、真ん中には「ハッピー・ バレンタインズ・デー」とあり、送り主の名前はありません。最後に“Guess who?"(誰か 当ててご覧なさい?)と言うもの。普通はファックスの送り主の電話番号などIDが記されるのですが、これは巧妙にその番号も消されていて全くどこから送られたファックスか想像もつきません。ご夫婦はお互いに「お前のボーイ・フレンドからだろう?」「あなたのガール・フレンドでしょ?」と喧嘩になり、せっかくのバレンタイン・デーが台無しになってしまったのです。近所や知り合いに問い合わせても「家はそんなもの 送らないわよ」と言う返事ばかり。
 やっと仲直りをして 一週間くらい経った後、笑い話の一つでその話を、家を買う時にお世話に成った不動産やにした所、「それってアタシ!」と言う事に成ったそうです。不動産やさんは 家を買ってくれたので嬉しかったのでしょうが、全く紛らわしいファックスを送ったものです。そこのご主人が冗談で「僕たちが離婚すれば家を売らなければ成らなくなるから仕事欲しさにあんなファックスを送ったんじゃないか?」と言う疑惑まで持ち上がる騒ぎ。本当に人騒がせなファックスでした。

 この様にアメリカのバレンタイン・デーは日本の祝い方とは少々形が違いますが「いくら心の中で想っていても 以心伝心と言う訳にはなかなか行きません。言葉に出してあなたの想いを相手に伝えましょう」と言う主旨は共通のようです。今年は皆さんも恋人やご主人にだけではなくて、ご両親やおじいちゃん、おばあちゃんなどにも 「ハッピー・バレンタインズ・デー」ってカードや小さいなプレゼントを贈ってみませんか?あなたの日頃の想いが一層伝わると思いますよ。
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