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 卵がイースターのシンボルになるのは誰でも納得が行く事なのですが、哺乳類に属して卵を産まないウサギが、どうしてイースターのシンボルを届けるメッセンジャーになるのか?と不思議でしたが、その理由は「多産」。欧米ではウサギは多産のシンボルだそうです。「命の甦り」のお祝いですから、命の誕生の象徴の卵と同様に「多産」が「繁栄」の象徴になると言う意味らしいです。ちなみに日本では数が急に増える時に「ねずみ算式に増える」なんて言葉が在るくらいですから、日本がイースターのお祝いの発祥の地だったら、ウサギの替わりにネズミがシンボルに成ったかもしれませんね。其々の国で「多産」のシンボルが違うのも、面白い比較です。

 アメリカでは11月のサンクス・ギビング、12月のクリスマス、そしてこの初春のイースターと言うのが 家族が全員集まる3大イベントです。その中でも子供達にとって楽しみなのは、後の二つ。その理由は、クリスマスと並んで、イースターにはプレゼントが貰えるからなんです。「イースター・エッグ・ハンティング」と呼ばれるゲームが在ります。これは 前もって大人が庭に卵を隠しておいて、子供達に探させるゲームです。雨天の場合や、あまりにも寒い時は室内に卵を隠します。プラステイック製の卵が本体とふたに分かれていて、その中にお金を入れてあげるものが多いようです。
   
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