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990715-3.gif (9k) そして 次なる関心事は安全面での責任問題。学校の校舎はコンクリート造りの建物です。カメラのレンズは そのコンクリートに囲まれた校庭で 授業の合間の休み時間に 子供達が元気に走り回って遊んでいる風景を捕らえました。アメリカ人の先生の疑問は「この休み時間に 一体 誰が子供達をスーパーバイズしているのですか?」もし 休み時間中に子供が遊んでいて怪我をしたら 誰が責任を取るのか?と言う責任問題です。体育の授業中 教師が無理なオリンピック・レベルの競技を生徒に強制的にやらせて その結果 怪我をした。と言う場合は その教師の責任が問われても当然でしょうが 休み時間中に走り回って 転んでひざを擦り剥いたなんて程度の物は 子供自身が「自分が悪かった」と思うのが 日本ではないでしょうか。所が アメリカは 何かと言うとすぐに「訴える」と言う所に発展して 裁判沙汰に成るんです。

こんな笑い話のような本当の話もあります。泥棒がある家に忍び込んで家財を盗み、逃げようとして その家の屋根から落ちて怪我をした。するとその泥棒がその家の持ち主を訴えた。と言うストーリーです。こんな事って 日本だったら「一体 どっちが悪いと思ってるんだ!」って憤慨してしまうでしょう。
アメリカでは 近所の子供が庭に勝手に入って遊んでいて 怪我をしたとなると その庭の持ち主が訴えられてしまうのです。アメリカに住んでる人は 皆 万が一 訴えられた時の為にと 多額の保険に入って自分を守ると言う行為で常に防御策を講じているんです。と言う訳で この責任問題はそんなアメリカ社会から日本に行った先生の素朴な疑問だったんでしょうネ。

では 次回は ドーラン先生ヘ日本人生徒から質問コーナー編をお伝えしましょう。どうぞ お楽しみに。

チャオ
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