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990811-3.gif (4600bytes) 食事と言えば ドーラン先生が「テーブルの上でピザを焼いて食べた」と表現したメニューは どうやらお好み焼きだった様です。アメリカでは 日本のようないわゆるテーブル・クッキングのメニューが全くありません。一つだけ似ているものと言えば 元々はスイス料理の「フォンデユー」くらいでしょうか。それも ブームが去ってから アメリカの家庭では殆どテーブルの上で調理する事がありません。伝統的な日本料理は大変手間がかかって品数も多く、お客様をおもてなしするとなると 主婦は台所に閉じこもったままになってしまう事が多いですよね。所が このメニューなら 皆がテーブルを囲んでオシャベリをしながら調理できます。一家全員が楽しくコミュニケーションをとれる絶好の時が このテーブル・クッキングの時ではないでしょうか。しかも この日のシェフはお祖父さんだったそうです。「日本人の男性もお料理をするのね」とドーラン先生にとっては嬉しい驚きだった様です。改まったおもてなしではなくて リラックスした暖かい家庭の雰囲気が 先生のお話から伝わってきました。

990811-4.gif (5k) 草の根レベルで 普通の日本人がどんな生活をしているかを経験させてあげるのがこのホーム・ステイの本来の意味です。英語の出来ないお祖父さんやお祖母さんとも 身振り手振りでお話をしたそうで 人間の気持は 言葉なんかなくても伝わる物なんだと言う事を 私も改めて学ばせてもらいました。 先生はこのコンピューターに納まっているプレゼンターションの資料を持ち歩いて 機会がある毎に日本での経験をお話されています。日本に行かなかった同僚達にもご自分の経験を伝え 少しでも日米がお互いに学びあって より良い教育が出来るように成れば嬉しいとおっしゃっていました。 次の世代を担ってくれるのは 今の子供達ですから ぜひとも より良い教育がなされるように私達大人も 陰ながら応援したいですね。 チャオ

チャオ
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