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35話 「セルフ・サービスのガソリン・スタンド」

ニュー・イングランド通信

000209-1.jpg (10k) アメリカでは人件費を節約して 少しでも安い値段でガソリンを提供しようと言う事 でセルフ・サービスのガソリン・スタンドが普及しています。日本では危険物の取り扱いはライセンスを持った専門の業者がする事。と言う決まりで セルフ・サービスは登場しませんでした。2−3年前に 日本にもセルフが取り入れられるかもしれないと言うウワサは聞きましたが 現在はどのようになっているのでしょうか?アメリカでも勿論、お客が望めば フル・サービルを提供してくれるガソリン・スタンドも有りますが 当然 一ガロン当たりの値段が高くなります。「ドレス・アップして出掛ける時には 洋服にガソリンが付くと嫌だから高くてもフル・サービスを利用するわ 。」と言う友人の言葉でも分かるように アメリカでは 消費者が選択できるのは便利です。

さて セルフ・サービスのガソリン・スタンドはどんな仕組みになっているのでしょ うか?先ずタンクに車を横付けしますと「ガソリンを入れる前に お金を払って下さい」と書いてある所があります。この様な場合、先ず店の人にタンクの番号を言ってタンクを作動させて貰います。例えば「10ドル分のガソリン」と言ってお金を払えば、機械で自動的に10ドル分のガソリンしか出ない様にセット出来るので ポンプを使った後は そのまま走り去れば良いのです。或いは満タンにしたいけれど何ガロン入るか分からない時には 20ドルとか30ドルと余分にお金を渡し、タンクが止った所でお釣を返して貰う仕組みです。つまり 先払い。24時間営業のガソリン・スタンドなどは このお金をやり取りする窓口も本当に小さくて 従業員の身を守るのに懸命と言う感があります。
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