２６話 「コンピューター化は進む」
ニュー・イングランド通信
機械化が進んで今まで人間がやっていた仕事がドンドン減り、コンピューターが仕事をさばいています。接客の仕事は「パーソナルなサービス」を大切にしていた筈が こちらもコンピューターが喋るようになり、最近では 電話をかけてもなかなか「人間」と話が出来ません。「、、、にご用の方は１を押して下さい。」「…にご用の方は２を押して下さい。」と言う具合です。
アメリカの某デパートの商品引き取り所。大きな商品を購入した時には 会計だけを済ませ其の場で商品を受け取らず、車で「商品引き取り所」に行って荷物を積み込むシステムになっています。この窓口には人間が居て 仕事を処理していたのですが今回行ってみると 誰も居ません。はて？どうしたら良いものか？とキョロキョロしていると椅子に座ってテレビを見ている女性が 教えて暮れました。どうやら 彼女も商品を受け取りに来たらしいのですがこの新しいシステムに精通している様子。よくよく見れば 銀行のATMの機械みたいな物が一台。そして壁にはモニターが掛けてあります。「そこの機械にレシートを入れるんです。すると情報が倉庫に行って荷物を運んでくる手配をしてくれます。後は あの画面に 商品が運ばれてくるプロセスが順番に出てきますからそれを眺めながら 私達はここで待っていれば良い、と言う訳です。」「なるほど。」
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